明善高校入学25周年を記念して |
第3回明善同志47(どうしよんな?)会に集まったみなさんにまずお礼を申し上げます。
10年前この企画をした時、私たちは30歳でした。今年40歳(不惑)から41歳。今年1995年(平成7年)は、明善高校が創立されて116年目。私たちが、明善高校に入学した年(1969年)から26年。120周年記念事業として同窓会名簿の改定版出版の作業が開始されたとのこと。中学明善校卒業が第69回、明善高等学校で我々が第23回卒業生、現在が第46回卒業生になると思います。
さて、過去2回の明善同志47(どうしよんな?)会にて第1回は同期生516名中約1/3にあたる161名の参加、第2回は172名の参加でした。2回とも参加した人1回参加した人、通算すると約1/2にあたる同期生が参加しています。現在は久留米市に家族も住んでいない友達も、この同期会のためだけに帰ってきてくれています。とてもありがたいことです。5年前も今年も参加する人、この5年間でずいぶん変わった人もいるでしょう。卒業して20年以上会ったことがない人もいるでしょう。さらに高校時代はその存在さえ知らなかった人もいるでしょう。初恋の人に初めて声をかけられるようにさあ、“どうしよんな?”と25年前にTime
Tripしてください。ビートルズの集大成ビデオも出版されるし、ローリング・ストーンズも東京ドームに来る事だし「Get Back」してください。5年前の約束をはたすことができた喜びと、準備のために忙しい中を集ってくれた幹事の皆さん、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。私たちはこの名簿が、同期生が明善を卒業後、多彩な分野で活躍していることを証明していると思います。そして、この名簿のひとりひとりに明善高校の同期生としての、この熱い思いを伝えたい。5年後(2000年)は21世紀、衛生中継で東京と大阪、久留米の会場を結び、第4回明善同志47(どうしよんな?)会ができるかもしれない。
みなさんのご健康を祈念いたします。
1995年1月3日
明善同志47(どうしよんな?)会
会長 田中(諸藤)四十三
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編集後記「朋あり遠方より来る。亦楽しからすや」
やっぱり10年は重い。前回企画した時は、実感として3年ほどにしか感じていなかった。しかし、10年が経過してしまうと多少のマンネリがあり、幹事のみんなに迷惑を掛けてしまった。やはり今回も名簿の改訂作業で4割くらいの人達の修正を行った。考えてみれば5年間の間に、何の変化もないほうがかえって不思議なのかもしれない。転職、結婚、転勤・・・名簿ではわずかな修正であっても、その中には書けば数頁、数十頁のドラマがある筈だ。最愛の人にめぐりあった人。念願の新居を手にいれた人。しかし一方では、事志とは異なり転職した人。家族を亡くした人云々・・・住所の確認のためあちこちに電話を入れても結局連絡がとれず、あるいは、案内状が宛先不明で戻ってくるので、不明として名簿に記載せざるを得ないのは辛い作業だ。(どこかで元気にしていてくれればいいけれど)表向きは無表情な名前の羅列に過ぎない「名簿」も、子細に読めばその中に壮大なドラマが展開されている。今回、案内状に不明の人の一覧を記載したら、10年間判らなかった人が次々と返信ハガキの近況欄に記載されて来た。うれしかった。実家も判らず、探す術が閉ざされていたから。あるいは顔も憶えていない人から電話で、○○さんの住所がわかりましたと連絡してくれたこともあった。
「朋」という他には得がたい貴重な財産を大切にするためにも、5年毎に名簿を更新するという約束に従い、回を追って完成度を高めていきたいと切望していますので、不明者の消息、移動、訂正等がありましたら、下記の事務局、または各クラス幹事にご連絡くださいますようお願い申し上げます。
「人はそれぞれに様々なドラマをかかえて移動して行く」
願わくばその移動が幸多からんことを祈る。
出田剛朗 山本隆幸 桑野裕文 野口加代子 大石登志子 坂田一男
木下雅之 古賀伸一 渡辺明美 古川和恵 他幹事一同 |
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管理人の思い出
振り返ってみると、2000年版のも書きましたが、この2週間後が阪神大震災。関西にいるメンバーの電話で無事なのが確認取れて一安心だったけど。なにもしてあげられなかった・・・・・。この年はほとんどの準備を終えて家族とハワイへ。後髪を引かれるような思いで家族を残したまま一人で帰国。そしてどうしよんな会。秋には姉ちゃんが亡くなり、一番ショッキングな年だった。あれから10年、時は辛さを癒してくれる。
そして2009年6月5日記す。自分も・・・予想外の出来事だけど、それも運命。
「人は悲しみが多いほど、人には優しくなれるのだから」〜「贈る言葉」〜
姉弟の絆がこんなにも大きなモノだとは知らなかった。亡くして初めて知ったこと。
この明善同志47会のみんなの存在が僕をココまで支えてくれたことは確かです。ありがとう! |