編集後記 「朋あり遠方より来る。亦楽しからすや」
第1回から20年。第5回を開催することができた。よくやってきたと感心する。
今回の名簿は、卒業時(3年)をベースとして作成した。前回、旧姓順やクラス順じゃないと判らないとの要望が多かったから。しかし旧姓を主として掲載するには若干抵抗があった。日常の生活では、現在の姓が通称として呼ばれているからだ。現在名簿はパソコンで管理しているので、修正等は簡単になった。しかし出力となると用紙サイズから見やすくするためにはどうしたらいいかとアナログの世界で悩んでしまう。
507名へ往復はがきにて案内状を発送し、75%程度の返信がある。近況の欄を読めば、その人の5年間の人生が読みとれる。今回、両親、家族の不幸が多かった。そのような年齢だと言えばそうかも知れない。身内の不幸、介護などはその人にしか判らない苦労がある。でも一人で背負わずに、友達に話してみてほしい。何かのヒントや助け合うことが出来るかも知れない。「孫」が出来た。「もうその年で!」その喜びをみんなに分かち合えたら良いと思う。名簿には、それらの情報は掲載されない。でも名簿の一行一行の隙間に書けば数頁、数十頁のドラマがあることを受け止めて欲しい。
また電子メールの所持者が150名を超えた。HPを見る機会が多くなってきたと思う。さまざまな情報を提供できるようになってきた。だからこそ一方通行でない、双方向の情報を共有したい。
2007年10月のとある土曜日に、僕らは「明善大同窓会」の当番に当たる。2006年になると実質的な準備を始めることになる。それまでに、眼鏡をそばに置いて名簿のチェックをしていきたい。姿、形の変化はあっても気持ちは変わらない。名簿の完成度を高めるためにも、不明者の消息、移動、訂正等があったら下記の事務局、または各クラス幹事に連絡して欲しい。“朋”という他には得がたい貴重な財産を大切にするために、5年毎に名簿を更新している。一冊の小冊子にすぎないけれど、この作業中にみんなの元気な姿が見えてくる。これが幹事の大きな励みとなっている。
『人はそれぞれに様々なドラマをかかえて移動して行く。
上向きの坂もあれば下り坂もあり、そしてまさかという坂もある。
願わくはその移動が幸多からんことを祈る。』
スタッフー同(順不同)
安高 節子、出田 剛朗、木下 雅之、桑野 裕文、古賀 伸一、坂田 一男
坂田真知子、中島 洋子、原 常夫、野口加代子、森 誠、山本 隆幸
吉田 雅樹、渡辺 明美、吉永美佐子、松田 文子、高橋 孝子、大坪 純一
Special Thanks
創 世、豊島栄三郎、喫茶パイン、丹治義昭、田中武日子先生、大曲康之
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