編集後記 「朋あり遠方より来る。亦楽しからすや」
 第1回から15年。よくやっているものだと感心する。
今回も名簿の改訂作業で4割くらいの人達の修正を行った。509名へ往復はがきにて案内状を発送し、350名ほどは返事が返ってくるけれど150名ほどが返事がない。一言コメントがある場合もあれば、ただ欠席とだけの場合もある。中には自分の氏名を書き忘れた人もいる。私事だけど5年前準備を終えて、姉弟家族でハワイで正月を迎え、同窓会のために一人で帰国した。その年の秋に姉が亡くなり、最初で最後の一家揃っての旅行となった。姉を亡くした寂しさをかみしめている。5年間の間に何の変化もない方がかえって不思議なのかもしれない。子供の成長、合否、結婚、出産。新築、転居。思わぬ転職。家族の不幸・・・・名簿ではわずかな修正であっても、その中には書けば数頁、数十真のドラマを肌で感じることが出来る。住所の確認のためあちこちに電話を入れても結局連絡がとれず、あるいは、案内状が宛先不明で戻ってくるので、不明として名簿に記載せざるを得ないのは辛い。(どこかで元気にしていてくれればいいけれど)表向きは無表情な名前の羅列に過ぎない「名簿」も、子細に読めばその中に壮大なドラマが展開されていることを受け止めて欲しい。今回の特徴は、自宅のFAXが多くなったこと、電子メールの所持者が80名を超えていること。そして辛いことだけど、この名簿が悪用され、しつこい勧誘の情報源になりかねないこと。
 “朋”という他には得がたい貴重な財産を大切にするために、5年毎に名簿を更新している。一冊の小冊子にすぎないけれど、この作業中にみんなの元気な姿が見えてくる。これが幹事の励みとなっている。
 2000年7月に開催される「明善高等学校同窓会関東支部総会」のお世話を豊島君たちがすることになっている。関西では足立君と岩橋君が関西支部の理事に就任している。久留米では出田君が同窓会本部の理事を受けている。8年後には大同窓会のお世話をする立場になる。年と共に眼鏡をそばに置いて名簿のチェックをする。姿、形の変化はあっても気持ちは変わらない。孫がいる人もいれば、初産の人もいる。509名の“朋”に伝えてほしい。名簿の完成度を高めていきたいので、不明者の消息、移動、訂正等があったら下記の事務局、または各クラス幹事に連絡して欲しいと。

『人はそれぞれに様々なドラマをかかえて移動して行く。
 上向きの坂もあれば下り坂もあり、そしてまさかという坂もある。
 願わくはその移動が幸多からんことを祈る。』

スタッフー同(順不同)
       安高 節子、出田 剛朗、稲吉富貴子、川口 博子、木下 雅之、桑野 裕文
       古賀 伸一 坂田 一男、中島 洋子、野口加代子、原  常夫、古川 和恵
       森   誠、山本 隆幸 吉田 雅樹、渡辺 明美、他幹事一同
SpocialThanks
 葛エ本事務機、NTT、創世、豊島栄三郎、桜木和江(+ご主人)
明善同志47会ホームページ
 URL   http://www2.ktarn.or.jp/~tamaki/imagine/meizen47hp/index.html
 E-Mial tamaki@kurume.ktarn.or.jp

管理人の思い出
 振り返ってみると、この時HPをワケのわからんまま無理矢理作成したんですねぇ。URLは現在のに修正しました。前回にはパソコンを使えるようにはなっていたが、95年の秋にWindows95が発売され、ようやく98年にはインターネット環境を整えていたからHPを作成したい希望も持っていた。しかしまだまだ判らんことばっかりだった。この年パソコン関係の2000年問題が年末に大騒ぎとなり、関東の連中が帰省できない状況だった。そんな中での「瓢箪から駒」「案ずるより産むが易し」「やろうと思えばなんとかなる」「見る前に跳べ」「暗中模索」で思いついたアイディアと95年の名簿序文に書いた約束?インターネットで同時開催。年末の25日くらいに豊島君とTV会議システムの打ち合わせ、28日に実験そして3日にぶっつけ本番。やったやったの自己満足と達成感。これをなんとかみんなに伝えたいとHPを作成した。ここに現在の原点があり、過去からの脱皮があったような・・・・・

 2009年6月5日 漸く独自ドメインを取得(http://meizen47.net)確かに2000年のTV電話を利用しての東京との同時開催は大きな転機となり、それが2007年大同窓会への成功を導き、更なるみんなとの「絆」を深めていったと思う。
 TV電話会議システムは、本当によぉ〜出来たと思う。隠れたアイディアを東京で提案してくれた庄司君、会場から機材等々を準備してくれた豊島君、創世の使用回線を僕ら専用に接続してくれた櫻木さん夫婦、機材を提供してくれた橋本事務機、創世の松村君、そして自前のパソコン、VTRカメラ等々を持ち込んで、ぶっつけ本番で出来ましたからね。この連携がドンピシャ一体になったから出来ました。あらためてお礼を申し上げます。僕にとって大きな自信となりました。
 やっぱり、みんなのお陰です。ありがとうございました。